普段何気なく使っているお金について書いていきます。
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お金とは
お金とは円やドル、ユーロとかです。
単純にお金をいらないって言う人は少ないと思います。
あれば、生活は豊かになります。
お金はなくても、生活はできます。
しかし、あったほうがより良く生きていけます。
僕もお金が欲しくて平日は会社に行き、働いています。
サラリーマンです。
一ヶ月分の給料を毎月25日にもらっています。
月収でいうと25万円ほどです。
25万円でできることは
- 海外旅行(ハワイ5日間)
- 自動車免許取得
- ゲーミングPC
- 中古車
- etc
これらが出来たり買えたりします。
僕の1か月分の労働=1回のハワイ旅行です。
個人的には「ふ~ん。そんなもんか。」
って感じです。
ただ、1か月分の労働=自動車免許取得
だと
「免許代高いなっ!」
って感じます。
僕は旅行好きで南国の方が好きです。
沖縄大好きです。
なので、
「旅行で25万円か~。
海外だししょうがないか~。」
って思います。
それに対し、免許取得費用は
「車動かしたり、教えてもらうからお金かかるのわかるけど、でも高いな~。」
というのが本音です。
何が言いたいかというと、人やタイミングによって価値の感じ方はそれぞれなのです。
例えば、
僕はハワイ旅行に行きたいから、1か月働いてもいいと思っています。
別の誰かはハウイ旅行を上げる代わりに1か月働いて欲しいと思っています。
そうすると、僕はその人のもとで働いてもいいかなと思います。
僕は1か月働いて、ハワイ旅行に行けます。
相手はハワイ旅行を与えて、1か月の労働力を手に入れました。
交渉成立です。
お互い良いことの状態です。=win-winという状態
僕は労働力を提供して、旅行を手に入れる。
相手は旅行を提供して、労働力を手に入れる。
今度は僕の前に、自動車の運転を教えることができる人が現れました。
「運転の仕方を教えるから、1か月働いて欲しい」と言ってきました。
僕は別に運転の仕方を知っているので断ります。
運転を教える人は、運転の仕方を知りたくてかつ1か月働いてもいいいと思っている人を探し続けることになります。
欲しいものと渡せるものが一致してないと、交渉が成立しません。
これでは非効率的です。
そこでお金というが概念が登場します。
あらゆるものに値段を付けます。
モノの価値をわかりやすくします。
ハワイ旅行=運転を教わる=1か月の労働=25万円です。
お金は価値の交換券です。
みんなが効率的に価値を交換できるようにしたものです。
お金は価値をわかりやすくする「道具やツール」です。
実はお金に汚いも綺麗もありません。
価値を交換するときの手段にしか過ぎないのです。
兌換紙幣(だかんしへい)と不換紙幣(ふかんしへい)
大昔の人々は村社会で男は狩りに行き、女は木の実を採取しに行くことで
食料を確保していました。
狩った動物や採ってきた実をみんなで分けて生活していました。
この生活だと不安定です。
動物の狩りに失敗する可能性もあります。
木の実が全然なくて取れない可能性もあります。
そこで、農耕を始めます。
自分たちで作物を育て始めました。
そうすると少ない労力で今までよりも収穫できるようになりました。
余った時間で様々なことが出来るようになります。
また分業制も進み、作物を育てる人・魚を取る人・肉を取る人などになりました。
物々交換をしていたのですが、非効率なのでお金のようなもので交換するようになります。
- 誰もが欲しがるもの
- 収集、分配が可能でみんなが価値があると思えるもの
- 持ち運びが容易で保存できるもの
これらの条件をクリアしたもの、 布や砂金や貝殻です。
これらが通貨として機能していました。
今の私たちからしたら、貝殻をみんな欲しがるかといったら、別に欲しがりません。
当時は価値があると信じられていたのです。
みんなが価値があると信じると通貨として機能するのです。
時代が変わり、日本最初の貨幣「和同開珎」が708年に作られました。
貝殻から現在のお金の原型である、貨幣が作られました。
貝殻は自然界で作られたものですが、「和同開珎」は人の手で作られました。
どんどん時代は変わり、金貨が作られるようになり、金(きん)=お金(おかね)になりました。
金が通貨の役割を果たします。
金は今でも価値があると思われいますし、昔もみんな価値があると信じていました。
金貨は重くて持ち歩きに不便です。
そこで、「金を加工して作るんじゃなくて、金と交換することを保証した通貨を作れば同じことじゃないか?」
って気づきました。
政府が金(きん)と貨幣を交換することを保証する貨幣を作りました。
これが兌換紙幣(だかんしへい)です。
兌換紙幣はいつでも、金と交換できる券です。
みんな安心して使えます。
しかし、みんなが安心して使えるのですが、欠点もあります。
政府が持っている金の量しか貨幣を発行できないのです。
これでは、政府が発行量をコントロールしづらいです。
そこで、「金と交換を保証しなくてもいいんじゃね?」
ってなりました。
金と交換を保証はしませんが、
日本政府が「これが日本の通貨です」と宣言した貨幣を発行しました。
これが不換紙幣(ふかんしへい)です。
色々加工してありますが、金で出来ていないただの紙切れです。
原価にして25円程度の紙です。
(年によって変わるけど22円~24円で作られるそうです。)
ただ、日本政府が「通貨です。」って保証していて、
みんながお金だと思っているのです。
「1万円札」は1万円の価値があるとみんなが思っているから、価値があるのです。
ただこれは、日本を知らない人に渡しても、価値がわかりません。
日本を知らない人にはただの紙切れに見えます。
ちなみに、ガーナでは「セディ」という通貨が使われています。
1₵と書きます。
こんな通貨です。
(引用 wikipedeia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%A3)
僕はこれをいきなり渡されても価値を感じないと思います。
というか、今調べて初めて知りました。
知らなかったらおもちゃのコインかと思うかもしれません。
不換紙幣とはみんなが知っていて、お金だと思っていることが前提なのです。
ちなみに日本が保証していても、日本が潰れたらおしまいです。
日本自体がなくなったら、一万円札はただの紙切れになります。
みんなが国を信用し、価値があると思っているから通用するのです。
価値を高めよう
1万円札自体には物としての価値はありません。
ただ、みんなが「1万円という通貨」として認めて、
信用しているから価値があります。
そして、お金は価値の交換券です。
あなたは欲しいと思った物とあなたのお金を交換して手に入れます。
逆に、相手に求められたらお金を得ることができるのです。
みんなが欲しいと思う物を作ったら、
お金を手に入れることができます。
別に物でなくても、構いません。
知識や技能でも求めている人はいます。
お金を得たいと思ったら
あなたの与える価値がもらう量より多ければ、お金持ちになります。
もらってばかりだと、お金はなくなります。
お金持ちになりたい時は、人に価値を与える量を増やします。
今よりも人に価値を与えることができれば、今よりもお金は増えていきます。
価値を与えるようになるには、勉強しかありません。
勉強といっても、机に向かってひたすら書くというものだけではありません。
様々なモノを知り、知識を深めるということです。
遊んでみたり、旅行に行ったりでも学べることはあります。
経験したり、本を読んだりして知識を入れて与えられる価値の量を増やします。
何に価値を感じるかは相手が決めることです。
自分は当然と思っていても、相手からしたら喜ばれることもあります。
パソコン教室がそうです。
パソコンができないおじいちゃん、おばあちゃんにパソコンの使い方を教えます。
このブログを見ている人には当然ですが
電源を付ける→マウスを操作してインターネットを開く→ブログを見る
ということを教えていたりします。
出来る人からしたら当然でも、
出来ない人には当然ではないのです。
僕はパソコン教室にお金を払って通うつもりはありません。
無料でも初級編を聞く気はないです。
僕はそう感じるだけです。
でも、パソコン操作を教えてくれることに価値を感じる人もいるのです。
価値は相対的なので、
欲しいと思う人がいれば価値はあがり、
価値がないと無料でもいらないとなります。
そして、少しでも勉強して学んだことを発表することが大切です。
勉強しただけでは自分しかわかりません。
発信することが大切です。
実際にパソコン教室みたいなことをしてもいいですが、
ハードルが高いので、
最初はブログやツイッターを始めてみることをオススメします。
自分が学んだことを発信したら、
それを見た人がまた学んで賢くなる。
良いことづくめです。